出来上がりをイメージする
注文住宅の魅力とは、どんなところにあるのか。また注文住宅を建てる最初の工程「出来上がりのイメージをつくる」作業の流れについて紹介します。
注文住宅とは
まずは、注文住宅の魅力を建売住宅と比較しながら説明します。
注文住宅の魅力は、施主の要望を取り入れたオーダーメイドの家が作れるということ。予算も含め、デザインから設備、素材など自分の希望通りの家ができることにあります。
建売住宅のように同じタイプの家ではなく「世界で一つだけの家」が作れる、それが注文住宅最大の魅力でしょう。
自由度が高いということは、その一方で施工会社と打ち合わせを何度も重ねながら「完成した家のイメージ」をつくっていくことが、最初の段階では重要です。自分の要望をきちんとまとめて施工会社に伝えることで、「こんなはずではなかった」という後悔するリスクを防げます。
そこで、しっかりしたイメージをつくるためのポイントをいくつか紹介しましょう。
出来上がりをイメージするポイント
最初にイメージしやすいのは、「どんな暮らし方ができる家」を求めているのか。土地から探し始める方なら、周辺環境にどんな施設があるエリアが良いのか、例えば商業施設が近いほうがいいのか、学校が近いほうがいいのか、休日にのんびりできる公園が近い方がいいのか…など、現在のライフスタイルから考えて、希望に近いエリアを見つけていきます。
建物についても、譲れない設備や性能、外観のイメージ(和風がいい、洋風がいいなど)といったことを家族で話し合いながら、リストを作成していきましょう。
デザインについては、ハウスメーカーや工務店の施工事例を参考にすると、より具現化していきます。カタログやホームページを見ながら、「こんな家がいい」という意見も出てくるでしょうし、それによって施工を依頼する際にも役立ちますよね。
また、キッチンやバスルームなどの設備も、各設備メーカーのカタログを見たり、ショールームに足を運んでみるのもよいでしょう。
このようにして、より具体的なイメージを膨らませていくことが後悔しないポイントです。
考えた間取りを建売住宅と比較してみる
建売住宅は、基本的に夫婦と子供二人ぐらいの家族を想定して作られた、万人受けをする間取りになっています。
そのため、自分で考えた注文住宅の間取りと比較すると、建売住宅にあるけど、自分の考えた注文住宅にはない部分が見えてきます。
注文住宅は、自分で間取りを決められる分個性的になりやすく、場合によっては使いづらくなってしまいます。
そのため、建売住宅の間取りを参考にした上で間取りを考えると、機能性と住みやすさを兼ね備えた間取りが決まるでしょう。
注文住宅と建売住宅を様々な項目で比較してみる
注文住宅と建売住宅の違いについて理解しておくことで、注文住宅が完成するまでの流れをイメージしやすくなります。ここでは各項目から、注文住宅と建売住宅の違いを比較していきます。
・理想の間取りに住みたい→注文住宅
土地の購入から行う注文住宅は、様々な作業工程にゼロから立ち会えるため自由度の高い設計が施せます。逆に建売住宅は建設時点で既に間取りが決まっているので、希望の間取りを実現できません。
・デザインにこだわりたい→注文住宅
注文住宅はデザイン設計が自由にできますが、建売住宅は未完成の場合に限り壁紙の素材や、色の変更ができる可能性があります。そのため、建物の構造は変更できません。
・価格がわかりやすいのは?→建売住宅
建売住宅は、土地代も含めた販売価格が明示されているので、予算内での支払い計画が立てやすいです。
注文住宅は実際に設計してみないと、費用が把握できない部分が多く、当初予定していた費用に追加料金が発生することがあります。
・作業工程を確認しやすいのは?→注文住宅
注文住宅だと、土地が真っさらな状態から順を追って、建築過程の様子を見ることができます。
定期的に建築中の現場へ行き、建築行程で気になる点を職人に質問してみるのも良いでしょう。そうすると、現場でも良い緊張感が生まれ、職人たちも気を引き締めながら施工に取り組みます。
・手間暇が掛かるのは→注文住宅
注文住宅は土地がなければ、土地探しから自分でしなければなりません。住宅会社と協力して探しますが、自分でも最低限は土地の知識を身につけておかないと、土地探しに失敗する可能性もあります。
売れ残った悪条件の土地を売り付けられて、住宅会社だけが得をするというケースもあるので注意が必要です。逆に、自分でしっかり勉強して選び抜いた好条件の土地に、希望の家を建てるとなると住宅の資産価値も高まります。



